みなさんこんにちは、今回はレンズメーカーとして巷で名を馳せているSIGMAのカメラ製品、dp1 Quattroのレビューとなります。
「高級コンデジ」と位置づけされているdp Quattroシリーズ、中でもこのdp1はフルサイズ換算28mm相当の単焦点であり、風景画の撮影に最適です。
なお、dp Quattroシリーズは他にも画角別にdp0、dp2、dp3があり、dp1は広角モデルの位置づけとなっています。
それでは見ていきましょう!
コンパクトデジタルカメラ dp1 Quattro
今回紹介するカメラはこちら。
大手家電量販店では店頭に並んでいることも多いQuattroシリーズ。
カメラとしてはあまりにも独特な形をしているため、「なんだこのカメラは?」と目が留まった方もいらっしゃると思います。
このカメラでの撮影事例と、1ヶ月ほど使用してみてわかってきた良い点・悪い点を解説します。
dp1 Quattroでの撮影
風景画(昼間)
風景画は細部に渡って綺麗に表現してくれます。
最大限まで拡大すると斜めの線がギザギザになっていたりしますが、普通に見る分には全く問題になりません。
正直ここまでのクオリティを出してくれるとは思わず、感激してしまいました。
Foveon X3イメージセンサー、ダテではありませんね。
風景画(夜間)
これは後述しますが、ISO感度を上げての撮影はオススメできません。
最高でもISO感度800の暗めで撮っておいて、現像時に露出補正で明るさを調整するのがいいでしょう。
(JPEG撮って出しでは使えない手段ですが…)
こちらは三脚を使って撮った写真です。
また、こちらは三脚を使わずに橋の柵に腕を置いて手持ち撮影したものです。
SS1/3秒、ISO感度400という夜間撮影としては厳しい条件ながらもそれなりの写真が撮れました。
近距離
最短で20cmまで被写体に寄れるので、マクロっぽい写真もなかなかイケてます。
被写界深度が浅い、イイ感じのボケが得られます。
dp1 Quattroの良い点・悪い点
1ヶ月ほど使ってみて、良い点と悪い点がわかってきました。
良い点
コンデジの中では軍を抜いている高画質
2900万画素という数字は、10万を切るコンデジとしては間違いなく最高クラスでしょう。
筆者はメインでニコンのD750を使用しているのですが、昼間の風景画撮影においてはD750と比べても遜色ありません。
イメージセンサーも相まって、細部の表現の細かさが素晴らしいです。
別売りアクセサリでファインダー越しの撮影もできる
Quattroシリーズは基本スタイルは背面液晶でのライブビュー撮影になるのですが、
別売りのLCDビューファインダーキットを取り付けると、擬似的にEVFでの撮影をすることができます。
dp Quattroの液晶はそこまで輝度が高いわけではなく、日差しが強い場所での撮影だと結構見にくいです。
そこでこのLCDビューファインダーキットを取り付けると、液晶が見にくいということもなくなります。
ちなみに液晶をそのままファインダーキット内に映しているだけなので、このキットの使用中でも操作性はライブビューのときと変わりません。
コンデジの中では高い操作性
dp Quattroは物理ボタン、ダイヤル共に多く付いており、撮影時パラメータを素早く変えることが可能になっています。
モードによりますが、この2つのダイヤルでF値・SS・露出補正値のうち2つが調整できます。
また、背面のOSボタンでその他のパラメータの調整メニューが表示され、ISO感度・WB・測光モード等を変更できます。
一般的にコンデジだと物理ボタンやダイヤルの少なさ故、総合メニューボタンから何段階か踏んでこれらの値を調整することになると思いますが、このdp1 Quattroは、少ないステップでパラメータ調整が可能になっており、普及型のコンデジよりはシャッターチャンスを逃してしまうことを軽減できるカメラだと感じました。
悪い点
コンデジにしては大きめのボディ
レンズが出っ張っている分、大きさがそれなりにあります。
このコンパクトさにおいては、ソニーRX100やリコーGRシリーズに軍配が上がることは明らかです。
さらにLCDビューファインダーキットを取り付けると、この通り下手な一眼レフと前後の長さはほぼ変わらない上に、
横幅は完全にdp1 Quattroの方が大きくなっています。
この大きさになると普段遣いのバッグに忍ばせておく、というのは難しいです。
ISO感度は800が実用限界
夜間撮影例の2枚目の写真はISO感度800で撮影したものですが、800でも少しノイズが目立ちます。
1600の撮影例はないのですが、ざらつきがもっとすごいことになります。
ISO感度は800が実用できる上限だと感じました。
フリンジが出やすい
前項と関連しますが、ISO感度を上げすぎるとフリンジが出やすいという欠点もあります。
特にISO感度1600位上になるとパープルフリンジの発生が顕著である上にノイズによるざらつきが目立ちます。
また、全体的に緑っぽく写りがちなのか、グリーンフリンジらしきものの発生もあります。
(こちらも夜間撮影例の2枚目の街灯周辺をよく見るとわかりやすいと思います。)
現像ソフトの使い心地がイマイチ
SIGMA純正の現像ソフトSIGMA Photo Proですが、こちらのソフトは動作がかなりもっさりします。
SILKYPIXの最新版や、PhotoShop CCでプラグインを入れることによって、純正以外でも現像できますので、
そちらを使用したほうがいいでしょう。
たかがコンデジだからと侮るなかれ、dp1 QuattroはCREARCレンタルで貸出中!
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以上、広角高級コンデジSIGMA dp1 Quattroのご紹介でした。
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